『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』(ネタバレ含む)
昨日、休日だったため、 劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>を
池袋にてようやく観に行った。
- 【原作】北条司
- 【総監督】こだま兼嗣
- 【脚本】加藤陽一
- 【チーフ演出】佐藤照雄、京極尚彦
- 【キャラクターデザイン】高橋久美子
- 【総作画監督】菱沼義仁
- 【美術監督】加藤浩(ととにゃん)
- 【色彩設計】久保木裕一
- 【音響監督】長崎行男
- 【音響制作】AUDIO PLANNING U
- 【音楽】岩崎琢
- 【編集】今井大介(JAYFILM)
- 【配給】アニプレックス
- (あらすじ)
- 裏社会ナンバーワンの腕をもつシティーハンター冴羽獠は、普段は新宿に事務所を構え、相棒の槇村香と様々な依頼を受けている。そこに、何者かに襲われたモデル・進藤亜衣がボディーガードを依頼にやってきた。美女の依頼を快諾した獠だが、撮影スタジオで更衣室を覗いたり、もっこり全開のやりたい放題…。亜衣がキャンペーンモデルを務めるIT企業の社長・御国真司は、なんと香の幼馴染。撮影現場で久々に香と再会した御国は彼女をデートに誘う。しかし、獠は香に無関心で亜衣にスケベ心丸出し…。一方、海坊主と美樹は傭兵が新宿に集結する、という情報を入手した。そして、傭兵達は何故か亜衣を狙うのだった…。敵の正体を探る冴子が直面する巨大な陰謀! 来日する大物武器商人・ヴィンス・イングラードと最新兵器――御国の登場により、すれ違う獠と香。シティーハンターは亜衣と新宿を護りぬくことができるのか!?
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映画が始まって冒頭より、お馴染みの面々が勢ぞろいなのだが、嬉しさよりも、出演者の年齢を感じる声量に(玄田氏を除く)『あー、年月が凄いたったんだなあー』とふとしみじみ感じてしまった。
ゲストはこの女の子。飯豊まりえの演技は悪くなかったと思う。
お馴染みのギャグ描写だが、余りにも同じことを何度もやっているのでくどく、全体的に脚本は酷い。
歴代の主題歌を冒頭から流すということをやっているので、『ファンサービス』ということなのだろうが、肝心の盛り上がりどころで、これじゃあ盛り上がるものも盛り上がらない。ちなみに、個人的に歴代OPの中で最高の作画の出来であった、TKのRuningtoHorizonが、モデルシーンのセリフの掛け合いの中、微かにかかっていて、観ているほうとして、あまりに聞こえないのは苦笑した。
結局この御国という男も、香の幼馴染という設定なのに、それを生かした脚本にまるでなっていなくて、途中からなんだかなーと。改心するとか何かないんかね・・・。
ベタだが、右の男が黒幕でしたーということも、さらには二転三転する展開にもならず、終盤はあえなく空気化(汗)
ヴィンスも結局御国に殺されてしまい、その後、三國がテンプレのような小悪党に成り下がる始末に、唖然Σ(゚д゚lll)
全体的に大きい話の映画のはずなのだが、終盤ドローンとひたすら戦い続けてるのも、地味で、何かやたら小さいスケールの映画に成り下がってる印象を受ける。
正直出来としては過去のTVSPである『グッド・バイ・マイ・スイート・ハート』の方が出来は良いです。が、
こういったファンサービス描写は全体的に多かったし、
女性陣はひたすら可愛いしで、Cityhunterの新しい映像が見たいファンは最低限楽しめるのではないかな、と。